Vol.219 「光の作家展」グループ展 〜 銀座小野画廊 II

Vol.249 「光の作家展」グループ展 〜

ライカ初の直営店となる銀座店の2階サロンにセバスチャン・サルガドの写真展「INDIA」を見るために立ち寄った。一時はマグナムにも参加した写真家で、作品はインドで撮影されたものが十数点。その後は友人が作品を展示しているグループ展のオープニングがあり、銀座の小野画廊を訪れる。ここのところ移り変わりの早い表通りとは反対に、裏通りにひっそりと建つ古いビルの地下にギャラリーがあった。新人の登竜門的なスペースであるということもよく聞かれるギャラリーだ。
友人の皮地に描かれた抽象的な絵と流木による創作、そして光をテーマにしたイラストが数点、たくさんの作品とともに展示されていた。この日とテーマに合わせて数点の作品を作り上げるために、いろいろと試行錯誤もあっただろう。展覧会への出品は初めてだと思うので、グループ展が第一歩というところだ。オープニングはハープによる演奏。奏者が一目見て気に入り作ってもらったという小さなハープによって涼やかな音色が奏でられた。光というテーマに合わせたやさしいひと時であった。

ギャラリーの展示は、作品だけでなく入り口を入ったところからそのイメージが始まる。今回のスペースをうまく演出するには、2人くらいまでの作品がよいかな〜と思われる場所だったけど、それでも自分の意思で発信するということ自体が大切なのだと仲間たちと語り合った夜。


■ライカ銀座店

→写真はフォトログに掲載(The photograph is published in the gallery)