Vol.204 シーカヤックで港を散歩 〜 横浜みなとみらいにて

Vol.204 シーカヤックで港を散歩 〜 横

今日は散歩がてら横浜みなとみらいまで車を走らせた。ランドマークに車を停め、ぶらりと大きな船があるマリタイムセンター(ボート乗り場)の方に行くとシーカヤックがいくつか見えたので近くに行ってみる。ちょうどインストラクターらしい人が「子供さんでも大丈夫なので乗りませんか?」と声をかけてくれる。川でカヌー遊びをしようと考えていた矢先だったのでよい機会…さっそく試してみることにした。
こんなところでシーカヤックに乗れるとはあまり知られていないと思うけど「みなさんが慣れたら港にでてみましょう」ということで、集まってきた数人で操作方法を教えてもらう。最初に簡単にシーカヤックの名称や操作の講習、その後港内のショートツーリングということで、体力的にどのくらいのことができるのかもわからないのでお試しにちょうどよい。(日ごろ腕を回すような運動は特にしていないし…^_^;)
普通のボートと違って、シーカヤックはパドルも1本につながっていて後ろにラダーという足元で操作し方向を調整する舵がついている。シーカヤック各部の名称〜バランスのよい乗り降り〜パドルの持ち方〜基本的なストローク(前後、後進、停まる、左右への方向転回など)〜ラダーの操作(左右) そして実際にカヤックに乗り込み出発!
最初はボートが浮かぶような波もない入り江で操作の仕方を感覚で覚える。力が入るとバランスがとりにくいけど、乗っていることに慣れてきたら後はパドルで方向を調整することに専念する。左右の力の入れ具合で曲がってしまったり、前方に人がいるので避けようと試行錯誤するうちに、停まったり方向転回もなんとかできるようになった。数人がみんな慣れたと思われるところで、インストラクターの人が「港にでてみますか?」と聞いてくれた。…ということで…ブイを乗り越え港に向かう。
港の中は一般道路や高速道路と同じ…そこを自転車が通るようなものだということで、船が往来する場合は停止し行過ぎるのを待つ、そして少しずつ港内を進んでいく。カヤックは船体が細く長いせいか、そんなに漕ぐ力を入れなくても普通のボートよりよく進むような気がした。水の上をスイスイと滑りながら漂う感じだ。いつもは橋の上から見る風景が低くなり、建物の裏側の造りや普段見えないところに気がづくのが楽しい。
そして、何よりも潮風がサーっと吹き抜ける瞬間が心地よい。風の音、潮の匂い、水の流れ、自然と五感をすべて使う遊びだ。それでも前日に港でイベントがあったためかペットボトルなどが少々浮いているところもあり、インストラクターの人はそれらを集めながらの航行、ビニールなどはくらげと間違えられてしまうらしい。実際に水際に身をおいてみると「海を汚してはダメだよね」と真剣に思う。

夏休みに入り水難事故も多い時期、急流や沖まで行くのはちょっとためらうが、こうして岸辺近くや木々のたくさんあるゆるやかな渓流沿いなどを漂う機会がまた作れたらよいだろうな〜。

Vol.204 シーカヤックで港を散歩 〜 横浜みなとみらいにて

→写真はフォトログに掲載(The photograph is published in the gallery)