Vol.202 七夕JAZZ・アンビエントナイト 〜 あきる野キャンプビレッジ

Vol.202 七夕JAZZ・アンビエントナイト

東京の郊外、あきる野のキャンプ場にてプライベートなイベントがあり、友人たちとコテージのある川原に集まる。八王子ICから車で30分くらいのところだ。それにしても東京にまだこんなにも自然が残っている場所があるなんてちょっと意外だった。静かな川面には川魚が跳ね、川岸に小さな稚魚たちが戯れる。気がつかないほどミニサイズのカニや蛙が足元の石の隙間に隠れていて、小さな子供が喜んで裸で走り回っていた。白く大きな鷺が川原に降り立ち、夕暮れになると虫の声が響きだした。それぞれがゆったりとした時間を楽しみながら夕暮れを待つ。緑の遠景は目にやさしい、なんて贅沢な時だろう。
今日は七夕の夜…友人たちと久しぶりに笹の葉に飾りつけなどした。(子供の幼稚園時代以来だろうか^^;)DJブースの前やカフェとコテージの入り口に手作りの飾りをつけ、バーベキューのために炭に火を熾す。夕暮れ時になり空がだんだん色薄れ、夕闇に変わる瞬間の空の青はとてもきれいだ。ちょうどそんな時間にかかるころ主催の星川氏の挨拶に続き、友人OBAIWAのゆったりとしたキーボード演奏が始まった。開放的な自然の中で演奏するのは気分がよいだろう。
そしてプライベートリバーサイドにて、月の会を主催する滑川氏とゲストのお二人との対談。
テーマは「ネイチャートーク・東京の自然を残すために」
滑川悟志 月の会主催
ゲスト
清水孫一氏/地元でホタルの養殖をしている
松永暢史氏/V-NET主催・大東文化大学客員講師・教育環境コンサルタント 
さらに満月の瞑想会「月蓮主催」金姫のナビゲーターによる「銀河の星達との祈り」…「JAZZアンビエントナイト」、DJの選曲によるBGM…その他にもパーカッションの音と共にベリーダンスが披露された。自然の中で遊ぶことの大切さやそれらを伝えていくこと、月と人の生活の関係、そして地元で育てられている蛍の話など興味深い話がたくさん。地元で蛍を育てている清水氏がかごに蛍を入れて持参してきてくれた。こんなに近くで見るのは子供の時以来だ。家族で新潟にある家に行くと、家の前の田んぼの近くで父が蛍を捕まえて寝室に放しておいてくれた。雄と雌では光り方が違うことや育てている蛍についての話を聞くことができた。清水氏のホームページ(まごさんのホタル)にはホタルや地元のことについて詳しく掲載されている。
建物の明かりを少し落とすと川面の上を辺りの蛍がちらちらと舞い始めた。暗闇にホタルが木々の間を舞う姿は、なんと幻想的なんだろう。七夕の夜だというのに曇り空で天の川こそ見えなかったけど、一瞬月まで顔をだしたのにはみんなびっくり。

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七夕の由来は、日本古来の星祭りと、中国から伝来した織姫彦星の神話が融合して出来た風習だと言われています。この七夕にちなんで、東京の西端、あきる野の自然に囲まれて、ゆったりとした音楽と川のせせらぎのもとで銀河に思いをはせる、そんなひと時を過ごしたいと思います。今回は、会場であるキャンプサイトのご理解も頂き、交通のアクセスも、また自然環境にも大変恵まれたロケーションでのモデルケースとなるようなイベントをと考えています。
- 主催代表・星川芳人 -

■星川芳人氏、松永暢史氏 著書
月のお告げ―MOON MAGIC  月の導くところ―すべての感情・行動を決めるムーンパワーの謎  男の子を伸ばす母親は、ここが違う!
・月のお告げ―MOON MAGIC ・月の導くところ―すべての感情・行動を決めるムーンパワーの謎
・男の子を伸ばす母親は、ここが違う!

→写真はフォトログに掲載(The photograph is published in the gallery)