Vol.115 フォトイメージングエキスポ2005〜デジタル現像の今

Vol.115 フォトイメージングエキスポ20

RAWデータの現像機能のあるアプリケーションのチェックと、最新のカメラをちょっと見るためにフォトイメージングエキスポが開催されている東京ビックサイトへ行った。ここのところデジタル写真が随分と普及してきたために、アナログからの移行で手間取っているという相談を受けることが多い。
高性能のカメラで写真をとったもののデータが大きすぎて、パソコンのスペックなんて考えないためにソフトがなかなか立ち上がらないとか、ファイルを開けないなどなど悩みは尽きない。まずパソコンの基本操作やソフトのツールの使い方がわからないということが圧倒的に多い。暗室で現像というものを身体で覚えている年代は、パソコンというものに慣れていない人が圧倒的に多いのだ。(パソコンなんて存在しなかったのだから仕方ないけどね)
プロがPhoto Shopを使っているからと、それが良いのだとお試し版なんかを使ってみたいと言う人も多いけど、基本操作がおぼつかない人にはとても難解であろう。趣味で購入するには、ちょっとお値段も高めだし…。そこで何かよい操作性のよいソフトがないだろうかと聞かれるのだ。カメラに付随してくるものもあるのだけれど、自分の中にある程度の手順が組み込まれている人などは、なんかしっくりこないということも多い。
私はPhoto Shop以外のソフトについては、反対に疎いためにちょっと市場動向を探りに行ったというわけだ。平日で雨模様だったせいか、ゆっくりと見ることができたのはよいが、セミナーの席でいびきをかいているおじさまたちに遭遇したのは残念だったな…^^; まあ、結構ビジネスユースという感じなので仕方ないかもしれないけどね。
夜は開催記念オープニングスーパーセッション「アラキネマPIE2005特別版」を見た。あいかわらず元気なアラーキーが会場に登場し、2台のプロジェクターから流れる映像の移り変わりを楽しむ。帰路は久しぶりに夜景のレインボーブリッジを渡った。

→写真はフォトログに掲載