Vol.116 音を極める!〜 最新音響技術とオンド・マルトノ演奏

Vol.116 音を極める!〜 最新音響技術

今日は、クラリネット奏者の鈴木生子氏からのお誘いで「ライブを再現する最新音響技術」という高品質ライブ音場再現方式と、ライブ演奏を見るために友人たちとNHK放送技術研究所に行った。
技術的なものについては、違う会場での演奏を他の会場でそのまま再現し、そこで同時演奏も可能というような実験的なものだったけど、見る側にとってのライブというのは、音以外にもいろいろな要素があることを考えると、ただ音の臨場感を極める技術研究として認知するしかないだろうと思った。音だけは再現できるということかな…。
後半のライブ演奏は、「オンド・マルトノ」という初めて聞く名前の楽器で、その音色はとても不思議だった。少し前に話題になったテルミンの音に似たところがある。それにピアノ、クラリネットがあわせられた演奏は神秘的な印象だった。鍵盤のついた楽器と銅鑼がはめ込まれたスピーカー、そして弦が張られた変わったデザインの振動機などが一緒になって音を表現するところを初めて見たが、共鳴しあってさらに原始的な響きの音になるのだ。
演奏会の後は、いつものように仲間たちと自由が丘のBarでひとときを過ごす。

■オンド・マルトノについては、「まぼろし博物館」参照
フランス人電気技師兼音楽家モリス・マルトノによって両大戦間に発明された電波楽器。NHK大河ドラマ独眼流政宗」「八代将軍吉宗」のテーマ音楽にも使われている。

→写真はフォトログに掲載