Vol.92 秋色の景色-河口湖〜忍野八海

秋色の景色-河口湖〜忍野八海

河口湖近くに住んでいるの妹のところに用事があり急遽でかけた。都心から車を走らせ約1時間半の道のり。ここ数日は晴天に恵まれていて紅葉狩りなどには、ちょうどよい行楽日和だった。
そういえば、紅葉の季節は毎年のように仕事が忙しい時期と重なっていて、いつの間にか年末になっているというパターンが多い。そして来年こそはここで「きれいな紅葉の写真を撮ろう」と思うのだけど、やはり毎年日々は慌しく過ぎゆき…そのまま数年が経っているのだ^^;
今回は、ちょうどこの時期に訪れる機会があったので、用事を済ませたあと湖畔にある「紅葉回廊」と言われているところの裏から忍野にかけてまわってみた。
今年は、いつもより紅葉も遅いようだったけど、あと1週間早かったら一番の見ごろだったのかもしれない。それでも、まだ赤や黄色い葉があちらこちらにちりばめられた景色に多くの人が集まっていて、緑の少ない都心に住んでいる私にとって、鬱蒼とした高い木々(森)に囲まれるというのは、ちょっとした非日常であるせいか彩りのよい森林浴という感じだった。
忍野八海は、八つの湧水池(湧池、出口池、お釜池、濁池、鏡池、菖蒲池、底抜池、銚子池)からなり、富士山に積もる雪解け水が、地下の溶岩の間で約80年もの歳月をかけてろ過され湧き続けている。その澄み切った水面には季節の木々を映し出していた。全国名水百選に選定されていて国の天然記念物にも指定されているそうだ。ここに来るのは、十数年ぶりのことだ。山梨には年に数回行くため、あまり近いところには足をのばさないことが多いのだ。久しぶりに訪れたけど、観光バスなどで多くの人が集まっているのには、ちょっとびっくりした。地元の人にとっては、たくさんの人が訪れてくれたほうが経済効果もあるのだろうけど、以前よりも俗的な観光地のようになってしまうのは残念だ。水の汚染が進まないことを祈るばかりである。今回は1日だけだったけど小旅行のような感じのリフレッシュのひとときであった。

→写真はフォトログに掲載