Vol.90 ノルウェー王国大使館でJAZZを聴く

ノルウェー王国大使館でJAZZを聴く

家具のデザインなどでも最近注目されつつあるノルウェーから、先月のSusanna & the Magical Orchestraに続き、若手のジャズトリオでもあるUrban Connectionが来日した。彼らは、トロンハイム大学ジャズ部門の卒業生からなるサックス・ベース・ドラムのトリオで、モルデ・ジャズフェスティバル(2003/7)に、マイケル・ブレッカーと共に出演するなど、今やノルウェーの代表的なジャズバンドだ。
世界ツアーの中、明日の「BODY & SOUL」での公演を前に、大使館でレセプションが行われた。広尾のノルウェー王国大使館の周りは、通りから1歩入っただけなのに、有栖川公園の近くということもあり静かな場所だ。会場では、すでに簡単な音あわせなどが行われ、絵画などに囲まれる室内で駐日大使のスピーチから始まった。
演奏はアルバムから数曲…力強い音と心地よいリズムの中、太い弦をドラムのスティックで叩きだす音や、ドラムの上に置かれた鈴(りん)のまわりを擦る音などもミックスされ、独特の世界を作り出していた。「BARAKAN BEAT」という番組をInter FMで放送するなど、世界中の音楽をピックアップしているピーター・バラカン氏をはじめ、プレスの方の姿も多く、このバンドをどのように表現するのかも興味深い。
演奏の後は、お料理やワインをいただきながらそれぞれ歓談…どこに行っても顔を合わせるという人も数人いて、改めて自己紹介とご挨拶。結構仕事の名刺などは不要の集まりがここのところ多く、名前と連絡先を確認するために改めて名刺交換するようなものだ^^; 普段使っている仕事のものとは別に、プライベートの名刺を作ろうと最近真剣に考えていたりして…。大使館の方ともいろいろと音楽や文化について話ができたのは有意義であった。
明日は、オープンしてから30年になる青山のジャズクラブ「BODY & SOUL」での公演が行われる。