Vol.85 六本木の脳みそ遊び場で〜モーガンのインプロヴィゼーション

モーガンのインプロヴィゼーション

渋谷に続き、関西での公演を終えたRichard Sinclair(リチャード・シンクレア) が東京に戻り、Morgan Fisher(モーガン・フィシャー)インプロヴィゼーションに急遽ゲストとして出演することになったと知人が連絡してくれた。
仕事を終わらせ、友人と六本木ヒルズの真下にある西麻布のSuper Deluxeに行く。(こういう日の作業は、テンパっていても気分よく結構はかどったりして…なんとかきっちりと終わらせたのだ^_^;)
このスペースの内装は生意気とクラインダイサムアーキテクツ、飲み物やフードは東京ブルーイングカンパニーのセレクトだそうだ。「Tokyo Ale No.3」というクラフトビールと蕎麦ビール?という変わったものにトライしてみる。中では、ちょうどモーガンとリチャード、メインゲストのSamm Bennett (サム・ベネット)がジャンケンで演奏の順番を決めながら笑い転げていた(^^♪ 知人も来ていたので、みんなでビールで再会を祝して乾杯!
演奏はサム・ベネットのパーカッション、そしてモーガンのキーボード、リチャードのギターが絡み合い、不思議な雰囲気の中即興演奏が始まった。バックのスクリーンには、Macから投影されるモーガンの映像がエフェクトのように流しだされ、それがまた音のイメージと重なる。私は、その映像が見たいということもあり来たのだけど、音を聴きながらもその映し出される媒体や光源に興味津々だった。
前衛的な映像コレクションとインプロヴィゼーション
音遊びと光遊びの中でくつろぐひとときは、とても心地よいものだ。ライブ会場での公演とは、全く違う音の表現のコラボ。今日もよいものを見ることができたな〜と大満足の夜だった。
そして、この場所の説明もちょっと気になったりして…。
「クリエイティブな脳みそをちょっと使って、みんなで楽しもうよ」とでも言っているようだ。
♪スーパーデラックス...
バー と 学校。ゴラク と 実験。クリエイティブ 食堂。脳みそ 遊び場。
スナックス アンド リラックス。おいしい 劇場 ラウンジ。 (目標) Thinking and Drinking

後でモーガンの曾祖父が、画家のフレデリックモーガンだと知ってさらにびっくりの夜だった。
アーティスティックな血の流れってきっとあるんだろうな〜。

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▼Super DeluxeのInfomationより
モーガンのコレクションの中から、今までお見せできなかった種類のキーボードをいくつか披露できるでしょう。古くて新しい、すばらしいサウンドをお聴きになる心の準備をしていらして下さい。ミニマル・ミュージックの新しい解釈を求めてやまないモーガンインプロヴィゼーションをお届けします。また、二人の素晴しいセッションもお楽しみに。


→写真はフォトログに掲載