Vol.68 神話に魅せられて

銀座は小さなギャラリーの宝庫だ。絵画、写真、映像、デザインなど色々なジャンルの展示がミニギャラリーやアートスペース、あちらこちらで常に開催されている。時にはよい寛ぎの場所となっているところも多い。
今日は、Canon Salonにメンテナンスに出したカメラを取りに行くことになったのでフォトギャラリーで開催されている「神話に魅せられて」という写真展を見てから、他の気になるいくつかの展示を見ることにした。先日松屋で開催されていた「時代のアイコン 日本のグラフィックデザイン50年」は、時代を象徴する作品が多く展示されているということで是非訪れたかったけど、とうとう時間が取れなかった。そんなこともあり今日は少しゆっくりとまわった。(本当はひとつひとつもっと時間をかけて回りたいところなんだけどね)
Canonのギャラリーの展示作品は、映画「恋愛寫眞」の中でコラージュされた写真を実際に撮影していた齋藤清貴氏のものである。あのNYの風景を写した目が、違う場所で違う視点で撮影したものだというだけでいろいろなイメージが湧いてくる。
プロやアマを問わず、いろいろな写真を見るというのはとてもよい刺激になる。もちろん自分とは視点が違うので、こんな撮りかたや光の使い方があるのかといつも新しいヒントを与えてくれる。最近はオンラインで写真集やいくつかのギャラリーの作品を見ることができるけど、やはり紙に焼き付けた実物をこの目で見たいというのは変わらない。(ディスプレイでは、環境によって意図している色が出ない場合もあるというのは、ここのところちょっとした悩みだったりするのだ)

この数点の作品を観てから、今日の目的のひとつであるDNP Gallery(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)の企画展「Graphic Wave 2004」に。