Vol.69 パワー全開!「生意気」

Angie2004-09-08

今回のDNP Gallery(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)の企画は、なんともおもしろい組み合わせである。
資生堂のアートディレクターでもある工藤氏による商品ブランドのパッケージデザイン(このあと観たいと思っている展示がHouse of Shiseidoで行われているのは偶然だけど)、そしてエルメス和文フォントデザインも手掛けた北川氏の酒蔵のシンボルマークやロゴなど。(北川氏の「絵画の教科書」の装丁は月刊誌の「ダ・ヴィンチ」にて装丁大賞受賞したこともあり、絵画に興味がなくても多くの人に知られていると思う。また、フランス国立図書館に「近年のデザインと印刷の優れた本」として多くのデザインがコレクションされている)、それからNIKEや、EDWINなどの広告プロモーションデザインでも知られているが、いつもパワー全開というイメージのある「生意気」のカラフルな作品たち。映像や音を使ったインスタレーションも同じスペースに工夫され展示されていた。これについては、もっと広いスペースで見たかったなという感じもしたけど何しろいつも元気をくれる作品たちなのだ。


ggg 解説より
プロダクト・パッケージ・空間をコミュニケーションのメディアとして捉え、独自の視点でデザインに取り組む工藤青石。グラフィックデザインブランディング・印刷・知的所有管理など、ビジュアルコミュニケーションをトータルに創出しながら、GRAPHを牽引する北川一成。デザイン・広告・CM・プロダクト・建築など、ジャンルの壁を軽々とび越えて活動するデザイン界の風雲児 生意気(デイヴィット・デュバル・スミスとマイケル・フランク)。展覧会のテーマは“それぞれ”。1階は新作、地階は代表作で構成。今最も注目されているクリエイターの3組。彼らの出会いによって生ずる、摩訶不思議な化学反応を今年もお楽しみください。