Vol.236 シャボテン公園できままに暮らす動物たち 〜 伊豆

秋深まる伊豆へ


大室山を降り、すぐ近くの伊豆シャボテン公園の広大な敷地の中を動物たちと戯れながら歩いてみました。最初この公園はサボテンだけがたくさんある場所だと思っていたのですが、大きな温室だけでなく動物や鳥たちが自由に生活しているスペースがあちらこちらにあるのです。周囲の歩道には孔雀やペリカンなどが放し飼い状態で歩き回っているので、ふいに目の前に現れて驚かされます。まぁ、孔雀たちのほうがビックリしているかもしれませんが…。

もちろん、いくつかの温室には1,500種類の世界中のサボテンや多肉植物が生育されていて、とても珍しいサボテンもあるそうで、季節によっては花の咲いているところを楽しめるとのことでした。漢字では「サボテン」を「仙人掌」と書くのを知っていますか? 英語名は「cactus」カクタス。

そして入り口近くにあるバードパラダイスでは、この公園最長老と言われているハシビロコウのビルおじいさんが…少し寒くなってきたせいか年のせいなのか、じっと動かないでこちらを見ていました。今話題のキャラクター的存在のハシピロコウですが、実物を見るのは初めてでこんなに大きな鳥だとは…日本ではなかなか出会えないものですね。ショーにもでているチンパンジーは、お疲れなのかちょっと物憂げな顔をしているように見えたのは気のせいでしょうか? こちらも笑うわけではないので何を考えているのか微妙なところですが…。

その他にもフラミンゴや頭の冠がきれいなツルなど、17種もの珍しい鳥たちがフライングゲージの中で自由に暮らしていました。動物を見に行くというのも久しぶりですが、檻の中にいるのではない動物たちと触れ合うというのは、動物園とはまた違う感動があっておもしろいものです。ペットブームと言われる今、家で動物を飼っている人も増えている昨今ですが、ここでは動物中心の生活パターンやペースにあった時間が流れているような気がします。自由な雰囲気で過ごしている動物たちは、中にいる人を和ませてくれていました。

伊豆シャボテン公園

伊豆シャボテン公園
伊豆シャボテン公園
伊豆シャボテン公園

→写真はフォトログに掲載