Vol.194 桜の木の上で羽衣ジャスミンが満開に 〜 ハーブオイル作り

Vol.194 桜の木の上で羽衣ジャスミンが

我が家の大きな桜の木に羽衣ジャスミンの蔓がからまっている。毎年のように八重桜が咲き終わるころ、小さな白い花がよい香りを漂わせる。ハーブの中では、ローズが女王だとするとジャスミンが「精油の王様」と言われている。その香りはホルモンバランスを整え自律神経を活発にするそうで鎮静効果もあるそうだ。
ジャスミンには、このほかにもいろいろな種類があり、一般的にジャスミンティーにされるものは「茉莉花」と呼ばれるアラビアンジャスミンが多い。私はドライにしてもほのかな香りで育てやすい羽衣ジャスミンが気に入っている。ジャスミンティーは茶葉に生花のジャスミンの香りを移して作られるが、花は直接ドライフラワーにしてハーブティーにもできるので紅茶やウーロン茶などお好みで試してみるとよいかもしれない。時にはミルクティーもおすすめだ。
毎年開いたばかりの花を少しだけ摘み取り、キャリアオイル(ホホバオイル)に倍量のドライにした花びらを入れハーブオイルにする。花びらを乾燥させてから漬けると、2週間くらいでほのかな香りが移るので今度はそのオイルをベースにマッサージオイルや保湿クリームを作る。今年は、蜜蜂を飼っている方から直接自家製の蜜蝋が送られてきたので試してみる。湯銭にかけてほんの15分くらい…その時の気分で少しだけその他の精油ブレンド…用途によって、また娘の分は違う香りでブレンドする。
この季節くらいからバジルも活発に葉を茂らせ、こちらも摘み取ったものをフレッシュハーブとして料理に使うばかりでなくハーブオイルを作る。冷やしたトマトやカテージチーズに少しだけレモンとともに垂らすとよい香りが移りおいしい。
ジャスミンの古い蔓を引張ったら、桜の木にとまっていた数羽の鳥たちが驚いたのか飛び立っていった。ピヨピヨとかキュルルと鳴いていてムクドリヒヨドリと思うけど、家にも鳥が来てたのねと思わずびっくりする。都心に住んでいるとスズメ・鳩・カラス以外の鳥など見ることもないと思っていたし種類もわからない^_^; ちょうど、今頃はいろいな若芽が吹き出し草木の手入れどきだ。ジャスミンや桜の木の枯れ枝や雑草を整理して、挿し木にできるものは株を分けたりと、少しのグリーンスペースでも結構手入れに時間がかかるものだ。

→写真はフォトログに掲載(The photograph is published in the gallery)