Vol.168 新年恒例の初詣 〜 神社参拝と富士山

Vol.168 新年恒例の初詣 〜 神社参拝と

明けましておめでとうございます。
今年もお正月は湘南の家で過ごすことに…いつも家族揃って行く神社の参拝の前に、息子と近くの神社に除夜の鐘も静まった頃初詣に行った。松並木がある国道沿いにある神社は、幾つもの鳥居が重なるように並んでいる。東海道、大磯の松並木がとぎれるあたりには、伊藤博文の旧邸跡があり、道路の片隅には道祖神が置かれている。その松は慶長年間(1600年代)に旅人を海風から守るために植えられたと言われ四百年近くもこの場所に生きている。
夜の境内は鳥居を囲むほのかな照明だけが並び、昼間のとは様子ががらりと変わる。そして厳かな空気の中で祠に向かって手を合わせた。お参りでの願い事は無心でするのがよいと言う。(普段のお参りは、夜はマイナスのエネルギーが溢れているためあまりよくないということで昼間がよいそうだ)願い事や夢を叶えることは、神様に任せればよいというものでもないが、それを信じる心がプラスのパワーになればよいのだろうと考える。
翌日はお墓参りの後、夕方から湘南平(高麗山公園)に散歩がてら出かけた。夕暮れの空の向こうには、ちょうどオレンジの夕日に染まる富士山が霞のような雲を羽織って佇んでいた。海と山が一望できる展望台に、長いレンズを備えたカメラマンたちが並んでいたのは納得である。家の近くの横道からここへ続くハイキングコースもあるだけに、子供が小さい頃アスレチックで遊んだり時々ふらっと散歩に来ることが多いので、あまり景色を意識してきたことはなかった。高いところから一望できる自然の中、オレンジの夕日や夜景は確かにみごとだった。
大島や三浦半島の方まで見える海岸線、丹沢や箱根あたりまで見渡せるまわりの山々のなだらかな線、その中に浮かぶ富士、そして夕暮れから瞬く街の灯りがぐるりと360℃広がる…とてもよい景色に出会えた新年の初めだった…。

初詣や参拝については、神社と神道ホームページに記載がある。

→写真はフォトログに掲載(The photograph is published in the gallery)