Vol.148 La Festa Mille Miglia 2005 〜 四百里祭

Vol.148 La Festa Mille Miglia 2005

今年もミッレミリアの季節がやってきた。
ちょうどお昼すぎに六本木ヒルズが通過点になっているため、「生活の木」に立ち寄ったあとアリーナまで降りていく。(このイベントのスタートやゴールには、毎年スケジュールが合わずに後でTVで見ていることも多かったので、今回はタイミングがよい)
この国際大会には、「古いものに敬意を」「いくつになっても心・少年」「参加するすべての人々と友情の輪を広げる」という3つの基本精神がある。100台以上のクラシックカーが、東京の明治神宮をスタートして、山形-福島-栃木-千葉-箱根と約1600km(1000マイル)のルートを数日間かけて走り抜けるわけだが、途中の通過地点の街中に、幻のような車が姿を現す光景は車が好きな人にとってはたまらない^^;最終日のゴールは横浜元町。山下公園-横浜港-中華街の街並みをパレードするという。
独特のエンジン音が聞こえてくると、今ではあまり見ることもできないビンテージカー達が次々とアリーナで折り返していった。この季節にはめずらしく真夏日の中、レーシングスーツにゴーグル着用の人には脱帽である。それぞれが独特のスタイルでラリーを楽しんでいる様子がよくわかる。乗っている人(車を維持している人?)も車もカッコいい! 大人の遊びとでもいうのだろうな〜。
一番最後にアリーナを走り抜けていったのは「TOYOTA 2000GT」60年代の日本が誇るスポーツカーで、映画「007は二度死ぬ」のジェームス・ボンドの愛車ボンドカーとしてもオープンタイプが登場した。ノーマル車は、お台場のMEGA WEBで見たことがあるが、公道を走っているところに出会えるなんて…思わず拍手してしまう。車のデザインは、JaguarのEタイプとかXKのクラシックなんかが好きなのだ^^;
話は違うが、先日恵比寿に食事に行った際にパーキングにBMW Z8(これのロードスターもボンドカーになった)が何気に止めてあった。今でこそ、週末などは都心でもスポーツティなビンテージカーやクラシカルな車もよく見かけるようになってきたけど、少し前ならこんなところに停めておいて大丈夫なのかな〜なんて余計な心配をしてしまったかも。ちなみに、次期ボンドカーはフィアットの「パンダ」だそうだ。
トヨタ博物館
来月は、日本カー・オブ・ザ・イヤーの展示と公開授賞式(11/3〜11/9)もここで行われる。

→写真はフォトログに掲載