Vol.99 アーツコンペティション第1回全国大会〜アサヒアートスクエア

アーツコンペティション

アサヒアートスクエアでアーツコンペティション第1回全国大会が開催された。あの金色に光るおもしろい形のオブジェがある建物である。この催しは、観客が公演後にコメントを書き、応援したいと感じた出演者や主催者に投票するという斬新な企画で、四谷コア石響で開催された公演の全国版になる。いろいろなジャンルのアーティストがクリエイティブな場と時間を共有することで新しい創作への「糧」を生み出すことが目的だという。
知人のバスクラリネット奏者の鈴木生子さんが、今回選ばれて演奏することになったこともあり友人と参加した。鈴木さんは、先日サックス・フルートプレイヤーでもあるDavid Jackson(デイヴィッド・ジャクソン)が来日した際にも共演し、即興でステージ演奏をした。
今回の大会では、5組のアーティストが出演
1,鈴木生子:現代音楽(バスクラリネットソロ演奏)
2,前田智広:映像
3,阿国社中’(おくにしゃちゅうダッシュ):踊りと笛
4,木原アルミ:パントマイム
5,ポポル・ヴフ:ダンス
鈴木さんの演奏もいつもながらすばらしいものだったけど、それぞれがいろいろな形の表現でとても興味深かった。「霊感パントマイム」という少しおもしろい視点で、霊とかかわった際の表現という変わったマイムや、創作神楽は観ている人を引き込みながら楽しい時間を創っていた。
ちなみにアサヒビールの説明では、「金色のオブジェは「聖火台の炎」で、炎は「新世紀に向かって飛躍するアサヒビールの燃える心」を表わす。設計者は世界的に有名なデザイナーであるフランス人のフィリップ・スタルク(PHILIPPESTARCK)氏で1989年10月に竣工」とのこと。

→写真はフォトログに掲載