Vol.14 六本木に生きる彫像出現

仕事の打ち合わせのあと、六本木のAXISに立ち寄った。ここには、おしゃれな雑貨が多くそろっているリビング・モティーフと、その中に洋書やデザイン関連の書籍が充実しているビブリオファイルがある。見ているだけでも刺激がいっぱいのショップのひとつである。
ギャラリーでイベントもあったが、六本木ヒルズのハリウッドプラザにあるVillage Vanguardに用があり直行した。広場には、世界中からのパフォーマーのイベントのひとつであるLiving Statue (リビング・スタチュー)を見る人垣ができていた。

彫像のようなメイクと衣装で、台座の上で静止している。子供や車椅子で通りかかる人の姿が見えると、手を差し出し手招きした。そのたびに観衆から笑いやどよめきがおこる。声こそ出さないが、その表現力には感心する。そのしぐさだけで観衆との会話を楽しんでいるのだ。

一緒に写真を撮っている人も多く、ほんの一瞬だけど平日の昼間であるということさえ忘れて見入ってしまった^_^;　芸術の秋、仕事や買い物の合間にこういうのに遭遇できる機会が増えているのは、うれしいことだと思いながら現実にかえった。